那須岳登山の後編です。
三本槍岳を制覇したあとはピストンでこれまで縦走してきた道を戻ります。
途中にある朝日岳に登り、最後は茶臼岳をお鉢回りしてロープウェイで下山するコースです。
再び清水平を通ります。
秋の絨毯を広げたような景色が広がります。
この稜線歩きが素晴らしいですね。
同じ道とはいえ、行きとは違った景色が見れ戻りの方が景色は良い気がします。手前が朝日岳、奥に見えるのが茶臼岳になります。
このあたりで救助要請の電話をしている人がいました。
話を聞く限りだと三本槍岳で70代の老夫婦が動けなくなり、変わりに別の人が電波の通じる場所まで来て救助要請をしているようです。
三本槍岳までの縦走コースは結構体力を使うので70代の老夫婦では少々厳しいのではと思い聞いていました。ましてやつい一週間ほど前に遭難事故で亡くなった人がいるにも関わらずです。
とは言え明日は我が身なので今後も登山をするなら客観的に自分の実力を判断できる指標(コースタイムや累積標高、悪天候時の経験値など)をきちんと持って、これから登る山やルートが実力以上かどうかを適切に見極める必要があると感じています。
そんなこんなで朝日の肩に到着、朝日岳にアタックします。
13:17朝日岳到着。
Hello.
あとは最後の主峰、茶臼岳のみ。朝日岳を一気に下って再び茶臼岳への登りを開始します。
茶臼岳のこれまでの三本槍岳、朝日岳と違い火山であるためかとにかく岩だらけの山で非常に登りずらかったですね。
茶臼岳はロープウェイでのアクセスも可能で日帰りで気軽に登れる山みたいなイメージでしたが想像以上のガレ場できちんとした登山靴でないと登るのは厳しいと感じました。
14:30茶臼岳山頂到着。
白河方面の景色。
岩場コースから、紅葉を見ながらの湿原コース、最後は火山特有のガレ場と様々な変化に富んだコースを歩くことができ非常によい登山となりました。天気が良く風がなかったのが何より。
最後に火口をぐるっと一周、遠くに今日縦走してきた山々が見えますね。
さらば那須岳。
ロープウェイを使い下界へ。
参考までに活動データを載せておく。
先ほどの記載したが自分の実力を客観的に把握することは登山事故を防ぐ意味でも重要だと思うので今後意識していこうと思う。
今日の感触で言うと体力的にはまだ余力がある状態だったので、もう少し距離や累積標高を伸ばしてもいい気がする。そんな視点でこれから挑戦する山を探していこうかな。
帰りは焼肉で優勝しました。(ヒンナ、ヒンナ。)
以上那須岳登山の記録でした。