ひふみのブログ

シンプルに生きる。

15年前はSHARPや東芝なんて人気企業だった

こんばんは。

最近、当社でも再来年度入社の新卒面接が始まり、私も後日面接官として参戦することが決まりました。自分が就活して15年が経過して今度は面接する側に回るわけです。


この時期になると就活生はみんな急に意識高い系になり、自己分析や業界研究などに没頭し、働いたこともない癖に『働くこととは?』みたいなことを考え出す。まぁ一種の通過儀礼みたいなもんでしょう。

 

15年前の就活事情

私が就活をしていた時期は2008年ごろなので今からもう15年ほど前になります。(あっという間やな)リーマンショックに入る直前の最後の売り手市場の年だったような記憶があり、たいして就活をすることなく割とすんなりと希望先から内定をいただけました。


感覚的な話になりますが当時の人気企業はこんな感じだった気がします。

 

大手電機は人気だった

いわゆる日立、NEC富士通東芝SHARPあたりは理系では人気企業でした。今は完全に落ち目ですよね。総じてGAFAMや中韓勢の攻勢、スマホ化、クラウド化の対応を完全に誤りましたし、まさかSHARP東芝があんなことになるなんて思いもしなかったです。当事は一般的にはSHARP東芝から内定が出れば勝ち組でした。

 

銀行もよかったね

私は理系だったので直接は関係なかったですが、やはりメガバン、りそな、大手地方銀行などは人気でした。理系の人間も大学院に行かない人は受けている人がいました。
こちらも今は、収益の柱となるビジネスモデルが見つからず、マイナス金利、AI化、フィンテックの台頭、クラウドファンディングなどの資金調達など銀行の業態自体の伸びしろはかなり厳しいと感じています。

 

こんな世の中になるとは思わなかった

あの時、勝ち組といわれてい企業も15年以上の月日を経過すれば一気に事情が変わってしまう。それくらい今は時代の変化のスピードがすさまじいです。

Appleは15年前はiPhoneじゃなくてMacintoshの会社だった。
Amazonは本の通販の会社という感覚だった。
Google検索エンジンの会社だった。

こんな社会を牛耳る企業になっていくとは思いもしませんでした。

そしてこれから10年はさらに変化が激しくなるのでしょう。
当然今まで大きな変化にさらされていなかった企業も変化を余儀なくされるかもしれません。(個人的には自動車業界は大きく変わりそうな気がしているが)


インターネット、人口知能、5G、ロボットがどんどん世の中を変えていく。
機械的な仕事はRPA化される。
海外から安い労働力が押し寄せてくる。

正社員のすべき仕事の難易度は必然的に上がっていく。安定志向の就活生にとっては今の時代の就活は中々に難しいかもしれません。

結局、先の見通しが立たない以上サラリーマンだろうがフリーランスだろうが個人でサバイブしていく力というのは必須になっていくとうことなのかな。