ひふみのブログ

シンプルに生きる。

日本のIT企業の製品を見なくなったなぁ

今商談先にかなり大規模な基幹システム更新の提案依頼を受けておりシステム構成を検討していて、いろいろな会社の製品やサービスを組み合わせながら提案書をまとめている。

ITの基盤部分から業務アプリケーションまで色々な会社のサービスが候補に挙がっている。

今やダウ平均に採用されたSalesfroceを初めとしてSAP, Oracle, Amazon, google, Avaya, Anaplan, Tabeau, ServiceNow, WorkDay, UIpath, Akamai… ほとんどが海外の企業ばかりで固められている。

自分が新入社員で入社した頃はまだ日本のIT企業の製品も対象に入っていたのだか、今回の様な大規模更新の提案を5年、6年間隔で実施するごとに海外の企業が増えていき今や日本企業がほとんどなくなってしまった。

挙句の果てには上記の様な企業に対抗するサービスを作り出すどころか、積極的に販売代理店として傘下に入るような日本企業の方が多い。

クラウド化の波にうまく乗れなかったり、なんでも上長の決裁が必要な日本企業独特の問題など色々原因はあるのだろうけど。

やっぱりスピード感が全然違うんだろうなとは思う。

もちろん自分も典型的な日本企業で働いているので、今回の提案書をまとめるにあたっても本筋ではない部分での社内政治的な相談や根回し、各部署ごとへの利益の配分etc,,,それに付随する説明資料の作成で時間ばかりがとられている。

どこの企業もきっと同じようなもんだろう。

 

そりゃ時間かかるわ。

そりゃ人件費かさむわ。

そりゃ淘汰されてくわ。

 

じゃぁこういう社内的な仕事が一切なくなればいいかと考えるとそうでもないとは思っている。言い方は悪いが必要悪的なところもあるような気がしている。

実際海外の企業で働いたことないからわからんけど、この辺いわゆる「根回し的な仕事」の部分ってどういう仕組みで回っているのだろうか?

この辺の事情をもっと深く理解しないと今の日本の企業の仕組みも変えられない気がするんだよなぁ。