6月、新年度が始まって2カ月が経過した。
ネット界隈を見ると新卒が早速退職したとか、退職代行を使ってみたとか、配属ガチャに外れたとか、そんな投稿や記事が目に付くようになった。
実態がどれくらいなのか把握できていないが、世間では「こんなはずじゃなかった!」と早々に見切りをつけて退職を選ぶ新卒も一定数いるのだろう。
個人的には正直一カ月、二カ月で何が分かるのか(会社のことも、自身の適正のことも)と思う節もあるのだが、それは「あなたが恵まれた環境にいたからだ。」と言われるとそうなのかもしれない。
確かに社会は残酷でどうしようもない事情というものはやっぱりあって
・本当に救いが無いブラックな労働環境や職場
・何年続けてもキャリアとして積みあがらない仕事
・どう努力しても克服できない適正
これらを何とかしようとダラダラと時間と精神をすり減らすならさっさと退職して次に行った方がいいという考えは当然あると思う。
問題はその見極めをどのタイミングでするのかということ。ここでは言いたいことは短絡的に逃げ出すのではなく、本当に自分が今後進むべき方向性を正しく見極めて、考え抜いて必要なら戦略的な撤退をすることが重要だということだ。(株式投資の損切みたいな考え方だろうか)
この手の話は個人の事情や会社の環境などケースバイケース過ぎて一般的な正解は無い本当に難しい話。
だから今「こんなはずじゃなかった!」で苦しんでいる新人および若手諸君はよく考えて、後悔のない自分の人生の損切を決断して欲しいと思う。