ひふみのブログ

シンプルに生きる。

ちょっと足尾行ってくる(①坑道を歩く)

 

こんにちは。

久しぶりに行動制限がないGWということでどこも人でごった返しているようです。私は人混みを避けて前から行ってみたかった足尾近辺を散策してきました。

足尾は銅の採掘で有名でその歴史は古く江戸時代から明治・大正・昭和と日本の産業を支えてきた街です。全盛期には栃木県では宇都宮に次ぐ人口を誇っていたそうです。

今はすっかり過疎化が進み、鉱山関係の廃墟と公害の爪痕が残る街となっていますが、歴史の勉強と足尾の自然探索を目的に2日にわたり行ってきました。

こんな感じの予定です。

足尾銅山

自宅から何度が電車を乗り換え、群馬県桐生駅へ到着。ここで足尾へ続くわたらせ渓谷鉄道(旧足尾線)に乗り換えます。

渓谷鉄道というだけあって渡良瀬川沿いに上流に進んでいき自然豊かな渓谷を進み1時間半ほど揺られると足尾の玄関口通洞駅に到着。

ここは駅名の通り足尾銅山の主力坑である通洞坑から由来しています。街並みもGWが嘘のように人がおらず閑散としています。(狙い通り。)

通洞駅から5分ほど歩くと足尾銅山観光が見えてきました。(ここは足尾銅山の歴史や鉱山の様子を実際に入坑して見学できる施設です。やはりGWが嘘のように人がいない。

鉱山へ入坑

実際にトロッコに乗って鉱山へ入坑していきます。(小学生の社会科見学によさそう。)トロッコは15分間隔で出ているようです。

通洞坑に入っていく。

中に入ると想像以上にひんやりしており、この時期でも何か1枚上に着ないと肌寒かったです。

終点に着くとトロッコはそこで終了。ここから先はおよそ1200kmに及ぶ坑道が続くそうです。ここからは定められた順路を歩いて見学していきます。

坑道内は至る所で水滴が滴り落ちており、銅が染み出た青い錆が壁から吹き出ていました。

こんな道が続きます。ていうか人いなくて若干寂しい。

江戸時代・明治大正・昭和と各時代ごとの採掘の様子が展示されていました。手掘りの時代は本当に重労働だったのでしょう。

銅の成分が岩から染み出していて何とも言えないグロテスクな光景が続きます。

順路以外にも坑道は伸びていますが立ち入り禁止に。覗き見ると奥の方まで坑道が続いているのがわかります。

立坑、鉱石を運搬するエレベーターのようなやつで深さ200mぐらいのものもあるらしいです。(そういえばラピュタの最初の鉱山シーンでも登場していたような。)

坑道を抜けると展示場みたいな場所に出ます。

ここでは採掘された鉱石(青い鉱石が孔雀石)やその後の銅の選鉱(鉱石から不純物を取り除く)の過程が展示されていました。

本山製錬所のミニチュア

こうして足尾銅山観光を後に。

ここでは主に銅の採掘に関する見学がメインだったので、採掘した銅の選鉱や製錬に関しては周辺にある廃墟群をこの後探索してみることになります。(上記の本山製錬所の廃墟もあるようです。)

 

続く。

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