今日見たとある事件(ニュース)で自分が思うことを記しておく。
事件の経緯や背景をすべて知っているわけではないので具体的な内容までは書かないが、要約すると「目指すべき自分の人生と現実(能力)のギャップに行き詰まり、爆発して周囲の人を傷つけてしまった」という事件だ。
いわゆる0か100の思考。
・XX以外は認められない。
・XXに成れないなら死んだほうがましだ。
・努力できない自分(相手)が許せない。
そんな思考の人は結構いるのではないかと思うし、自分も昔はそんな一面が少しあった。
世間に認められる生き方
何か一つの道を極める生き方・・・
より高みを目指して苦闘し続ける生き方・・・
何者かになろうとする生き方・・・
確かに素晴らしいし立派だとは思う。
親も学校もマスコミもそんな生き方を程度の差はあれど素晴らしいと讃え、周囲もそして自分自身も何者かになることを求めてくる。
でも現実はやっぱり厳しい。
殆どの人がイチローにも、ジョブズにも、人気YouTuberにもなれない。
それどころか身近な上司にも、ストイックな先輩にも、優秀な同期のあいつにも多くの人がなれない中で屈託を抱えて生きている。
そんな中でも腐らずに(時には腐ってもいいし)、自分のペースで、自分ができる範囲のことを、0と100の間の生き方を模索していけばいいのではないかと最近は思っている。
最後に自分が好きな漫画バガボンドのあるシーンのセリフを載せて終わろうと思う。
一本の道を進むは美しい
じゃが普通はそうもいかぬもの
迷い、間違い、回り道もする
それでええ
振り返ってごらん
あっちにぶつかり、こっちにぶつかり
迷いに迷ったそなたの道は
きっと誰よりも広がっとる (又八の母)